本日11/08、株式会社バンダイナムコホールディングスの第二四半期(2Q)決算が発表されました。

アイカツ!も手がけているバンダイナムコHDは、上場会社なので3ヶ月毎に決算内容を発表する必要があり、今日発表されたのは今年度の第二四半期(4月~9月)までの決算内容です。

バンナムHDは全体の決算発表の他に毎回補足資料を用意してくれており、その中にアイカツ!関連の売上も載せてくれているため、今回の決算内容からアイカツ!のことだけを引っ張り出してお伝えします。

8月発表時の計画

今日の発表の前に、まずは3ヶ月前の補足資料の内容を見てみます。

全体の売上
4月~9月までの計画 4月~3月までの計画
29億円 56億円
トイホビー部門の売上
4月~9月までの計画 4月~3月までの計画
21億円 40億円

3ヶ月前の発表では、トイホビー(国内のみ)部門の売上では4月~9月の間で21億円、これがトイホビー以外も含めた全体の売上だと、4月~9月の間では29億円は売り上げるだろうという計画を打ち出していました。

今日発表された2Q到達時点での計画

次に、今日発表された補足資料を見て、実際に4月~9月まではどれほどの売上があったのかをまとめてみます。

全体の売上
4月~9月までの結果 4月~3月までの計画
24億円(-5億円) 60億円(+4億円)
トイホビー部門の売上
4月~9月までの結果 4月~3月までの計画
16億円(-5億円) 39億円(-1億円)

今回発表された説明資料は、トイホビー部門、及び全体の4月~9月までの売上が共に5億円ほど計画に届かなかったという内容でした。

ただ、悪いニュースだけではありません。
今回の補足資料では、4月~9月までの売上が計画に届かなかったにも関わらず、この先の10月~3月までの全体の売上はむしろ予想を上方修正しているのです。
トイホビー部門はそれほど上方修正していない中で全体の売上をより上方修正しているので、トイホビー部門以外の何か(ライブやアイカツ!スタイルやTOP OF WORKS?)で売上を加速させる見込みなのだと思われます。

バンダムHDの全体の決算発表でも触れられていましたが、収益性の高い商品が売れなくなったこともありますが、そもそもトイホビー部門は他のIPでもなかなか売れなくなっており、こちらは前年同期比12.3%減の売上となっています。

アイカツ!の場合を比べると、トイホビー部門の売上は前年が15億円のところを今年は16億円、全体の売上に関しては前年が24億円のところを今年も24億円で変わらずと、トイホビー部門が主力のコンテンツでありながら減益を免れているのでこれは少なくとも悪くはありません。

とはいえ、3年前まではアイカツ!だけの売上で150億円近くもあったわけですから、そのときと比べると安定はしているとはいえ物足りない気がしますね。今後に期待しましょう。

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