アイカツ!を作っているバンダイの親会社となるバンダイナムコホールディングスの第三四半期決算が今日発表されました。
バンナムHDは四半期決算ごとに自社の持つIPの中から売上高が高い順に10位までをまとめて発表してくれているのですが、アイカツ!については今年度で言うと第一四半期と第二四半期は10位以内に入れておらず掲載されていませんでした。
しかし、このたび第三四半期でアイカツ!シリーズの売上高が10位以内に復帰して数字が出るようになりましたので、アイカツ!関連の売上がどうだったかについてお知らせします。
今回発表された内容
※画像は『http://www.bandainamco.co.jp/ir/library/pdf/presentation/20180209_2Complement.pdf』より引用
今回発表された内容は、3Q(第三四半期)までの売上合計が29億円で、通期の売上見込みが38億円になりそうだということです。
随分昔に遡りますが、去年の5月に今年度の通期見込みを発表したときは37億円という見込みだったので、ほぼ予定通りで若干上振れ見込みです。
昨年度と比べるとそれでも7億円売上が減っていますが、劇場版アニメもなくなり3DSのゲームもなくなった今年度の状態を考えると個人的にはかなり健闘したのかなと思います。というか同率10位とは言えまさかIP資料に返り咲くとは思っていなかったのでこれは嬉しい不意打ちでした。
以前補足資料からアイカツ!の名前が消えた時は売上が落ちたから消えたという報道もありましたが、あれは他のバンナムのIPが強すぎただけです。今回発表された内容を見るに予定の売上見込から特に落ちることなく順調に推移していたことが分かりました。
子会社の組織再編について
今日の決算発表で公開されたもので、バンナムHDが抱え持っている子会社を色々統合するよという発表がありました。
アイカツ!に関係ありそうなところで言うと、フィギュアなどのハイターゲット向け事業(アイカツ!だとフィギュアーツ関連?)の会社(BANDAI SPIRITS)が新たに設立されることになりました。ハイターゲット向けという定義が曖昧ですが、もしかするとAIKATSU! STYLE for Ladyなどもこちらの管轄になるのかもしれません。
BANDAI SPIRITSを新たに設立する理由は、国内外におけるハイターゲット商品事業の拡大が目的だそうです。アイカツ!で海外周りだと韓国や台湾やインドネシアに進出していますが何か動きがあるのでしょうか。上海に会社を建てると資料には書いてありますが、アイカツ!関連でも動くかどうかはしばらく見てみないと分からないですね。
他には、アイカツ!のCDなどを販売しているランティスが今のバンダイビジュアルに統合され、ついでに会社名もバンダイナムコアーツに変わります。映像と音楽が今まで別会社でしたが、映像と音楽を融合して頑張りたいというようなことが資料には書いてあります。
子会社の組織再編を行う理由については、よりスピーディに重点戦略を推進するためだそうです。
動いてみないとどうなるかは分かりませんが、アイカツ!関連で重要な人が会社を辞めたというような情報は全く入ってきていないため、アイカツ!関連に限ってはあまり変更はないと思っていただいて差し支えないでしょう。
過去決算記事
参考リンク
- 2018年3月期(平成30年3月期) 第3四半期決算短信 補足資料
- 子会社の組織再編について
- バンダイナムコグループ中期計画(2018年4月~2021年3月) CHANGE for the NEXT 挑戦・成長・進化
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