株式会社バンダイナムコホールディングスの第三四半期(3Q)の決算が今日発表されました。
第三四半期とは、バンナムで言うと4月~9月までの期間のことです。2016年度の第三四半期だと2015年4月~2015年12月までですね。
これは会社としては珍しいことなのですが、バンナムは決算毎にコンテンツ別の売上の資料を出していて、その中にはアイカツ!の売上も入っていて公開されています。
なので、その資料からアイカツ!のところだけを引っ張りだし、アイカツ!の売上がどうだったのかを見てみます。
今日発表された内容
全体の売上 | ||
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4月~12月までの結果 | 4月~3月までの計画 | |
37億円 | 49億円(-22億) | |
国内トイホビー部門の売上 | ||
4月~12月までの結果 | 4月~3月までの計画 | |
21億円 | 30億円(-20億) |
※()内の数字は2Q発表時との比較
2Qの時も若干の下方修正があったのですが、今回の3Qの発表ではそれをさらに増した下方修正がありました。
3ヶ月前に発表された2Qの時と比べ、今年度(去年4月~今年3月まで)の売上の見込みが大幅に下方修正され、国内トイホビー部門の売上は20億円予想より少ない見込みに、全体の売上は22億円予想より少ない見込みとなりました。
国内トイホビー部門以外の売上は見込みより2億しか下がっていないので、おそらく国内トイホビー部門に含まれない海外売上やライブやCDの売上等はそこまで販売不振ではなかったものと推測できます。
問題は国内トイホビー部門ですが、そもそも今回の決算で発表された去年9月~12月の間だと、アイカツ!関連の商品で売上に貢献しそうなものと言えばバインダーやスターターセットくらいでアイカツフォンルックのような高単価のものがありません。
さらに、今後計上される今年1月~3月の間にもアイカツ!関連商品で特に目新しいものがないため、この売上見込みでも正直妥当なのかなという感じがします。
売上が低くなっているのは今回の決算発表で分かりましたが、それに対してアイカツ!関連のグッズが余り気味で実際に買うときに大幅に値引きされているのかというとそうでもないのが悩ましいです。
バインダーやスターターセットは実際の店舗を探せば見つかるものの、Amazonなどでは定価より上になっていることも多く、そもそもあまり出荷していないのかなーとも思います。
まとめ
アイカツ!の売上に関しては大幅に下方修正見込みとなってしまいました。
今年度の初めにはアイカツ!の今年度の売上見込みとして80億という数字を挙げていたので、それと比べると4割近く見込みより届かなさそうということになります。
とはいえ、アイカツ!に関連しては5月から新しいアイカツ!の商品が出ることがAmazon等通販サイトから分かっていますし、売上が下がったからといってアイカツ!自体が終了するということにはならなさそうなのでそこは安心していいでしょう。
また3ヶ月後になりますが、今年度の売上結果と来年度(今年4月~来年3月)の売上見込みがおそらく発表されるでしょうから、その時になったらまたこちらでお知らせします。
過去決算記事
2016年度のものは第1四半期から当サイトでも記事にまとめています。
参考リンク
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