アイカツ!を作っているバンダイの親会社となるバンダイナムコホールディングスの決算が8/4に発表されました。
今日発表された内容は、2017年4月~2017年6月までのもので、1年のうちのちょうど1/4、第1四半期のものにあたります。

今回発表された内容

今回発表された内容ですが、結論から申し上げますとアイカツ!の欄がIR資料から消えました。なので売上については把握できません。

※画像は『http://www.bandainamco.co.jp/ir/library/pdf/presentation/20170804_2Complement.pdf』より引用

IR資料から消えたことで今回の記事は作成する気はなかったのですが、悲観的な声やフェイクニュースとも言いたくなるネットメディアの報道もあるため、何故消えたのかについて正しくまとめておきます。

まず、バンナムHDのIRの補足資料ですが、これは1年を通した通期の売上が多い順番に上から10個を並べて表示しているものです。
今回載っているものは一番低いものでもグループ全体売上はウルトラマンの59億円、トイホビー売上はポケモンの30億円です。

これに対し、アイカツ!に関してはこれは3ヶ月前のIRの補足資料で書かれていたものですが、グループ全体売上は37億円見込み、トイホビー売上は25億円見込みとなっていました。
つまり、順調に通期で売上が予想通りに見込めている場合でも今回のIR資料には載らない計算で、もし今回のIR資料に載せるためにはグループ全体売上は60%の上方修正、トイホビー売上は20%の上方修正が必要です。映画や高額単価の玩具などがなくなっている2018年度ではこれはさすがに無理な数字だということは分かっていただけると思います。

今回発表された補足資料から読み取れることはアイカツ!の売上について大幅な上方修正がなかったということだけです。
売上の減少でアイカツ!が一覧から消えたと報じているネットメディアもありますが、売上が減少したかどうかについては今回の補足資料から全く読み取れません。
仮に去年と同売上を維持すると見立てても今回の一覧からは消える計算で、要は2018年度の上位10個のIPの売上が高すぎるだけです。

過去にIRの補足資料に載っていながら次のIRの補足資料で一覧から消えたIPとしては、『デジモン』や『ヒミツのここたま』などが該当します。どちらも耳にしたことのあるIP名だと思いますが、このレベルでも補足資料の一覧から名前が消えるコンテンツであるということはお見知りおきいただければと思います。

過去決算記事

参考リンク